当社は1995年の創業以来、主に道路のアスファルト舗装工事を請け負ってきました。2012年には、道路の舗装や補修に使用するアスファルトコンクリートを製造する「アスコン事業部」を発足。
製造から施工までを一貫して担う会社として、滋賀県内を中心に道路の新設、補修工事を行っています。近年は、道路の新設よりもメンテナンスの需要が高まっています。
このような時代の流れに対応し、道路にかかる橋のメンテナンスにまで事業を広げ、1ヶ月あたり20現場に及ぶ工事を手掛けています。
アスコンの製造には原油を使用するので、工場には濁水を処理する施設を整備しています。また、道路工事では大きな建設機械を使用することが多く、騒音や大気汚染の問題があります。そこで当社では、全ての工事で低騒音型、排ガス対策型の機械を導入し、周辺環境への配慮に努めています。他にも再生アスファルトの使用や、道路を美しく保つための「美知メセナ制度」への参加、ペーパーレスの推進など、自社として環境のためにできることを考え、積極的に取り組んできました。どれも地域に根ざす会社の責任として当たり前に行ってきたことですが、結果的にSDGsの概念にもつながる内容となっていることを嬉しく思います。
今後、さらに意識的にSDGsに取り組むにあたり、社員全員で集まって意見交換を行いました。その結果、本業を通じて持続可能な社会づくりに貢献するのはもちろんのこと、琵琶湖一斉清掃への参加など本業以外の分野にも活動の幅を広げたいという声が上がり、実現に向けて検討を始めています。
私達は、地域に根ざす企業として地元の方々に愛される存在でありたいと考えています。持続可能な地域社会を築いていくために、SDGsの考え方は重要です。経営理念に掲げる“協調の精神”のもと、会社全体として、また社員一人ずつがこの地域で暮らす住民として、SDGsの実現に取り組んでいきたいと思います。