在宅で過ごされている介護が必要な方を対象に、訪問介護、デイサービス、ショートステイなどのサービスを提供するのが当社の主な事業内容です。また、高齢者の方に入居していただける「サービス付き高齢者向け住宅」を2箇所運営しており、そこではアパートに介護ができる職員が常駐しているという形で、入居者の方がご自宅のような居心地の良さを感じながら生活していただけることを第一に考えて、サービスを提供しています。
親会社である田中ホールディングスはもともと建設業から始まったグループですので、建設業からなぜ介護の会社を?と思われる方も多いと思います。建設の現場では、お客様から直接「ありがとう」と言っていただく機会がほとんどありません。では目の前の人に喜んでもらえるような事業って何だろう?と考えた時、「介護の仕事がしてみたい!」と考えたのが、当社ができたきっかけです。最初は訪問入浴のサービスから始め、訪問介護全体へと業務の幅を広げて、現在では在宅系の介護保険サービスはほぼ網羅できるようになりました。
SDGs達成への取り組みについても、全く新しい何かを始めるというよりは、介護福祉業という立場から地域の方々や従業員のためにできることを考え、実行に移していきたいと思っています。具体的には、現場で働く従業員の健康やメンタルヘルスへの配慮、女性が働きやすい職場づくり、災害時の避難場所として地域に貢献するための準備など、今やっていることの延長線上に目標を据えてチャレンジしていこうと計画しています。
地域を大事にしたい、これが私達の一番の思いであり、地域の方々から「田中ケアサービスにお願いしたら安心だね」と思っていただけるような存在でありたいと願っています。そのためには、必要な方に介護を提供するだけではなく、まだ介護が必要でない方にも予防の観点からフォローができたらと考えています。現在は長浜市で認知症予防と身体機能の維持、両方ができる「ブレインフィットネスOrange(オレンジ)」というジムを運営していますが、これからはさらに、地元企業に健康指導のサービスを提供するなど、活動の幅を広げていきたいと思います。